体温が上がっても汗が出せる時は、体温調節機能が働いているということです。ですが、汗が出なくなった時は、この機能が働いていません。このため、 汗が出ていない場合は特に危険だといえます。 これは、聞いたことがある人もいるかもしれませんね。 ただし、これは「汗が出れば大丈夫」ということではありません。 汗が出るのは、体温が上がり過ぎるのを防ごうとしている時です。ですので、 汗が出てきたら体温が上がってきているサインだと気付いてください。 汗で確実に身体から水分が失われるのですから、脱水予防のためにも水分補給をし、暑さ対策を怠らないようにしましょう。 まとめ 繰り返しになりますが、熱中症は最悪の場合、死亡してしまうことがある病気です。「自分は大丈夫」と考えず、きちんと予防を行ってください。暑いと思ったらこまめに水分を補給し、涼しい場所に移動するなど対応することが大切です。 2015/5/14公開 2018/1/10更新
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連日新型コロナウイルスに対しての様々な話題が多く取り上げられています。 またこれからの時期に人々を悩ます花粉やPM2. 5の飛散も始まっています。 ところで、みなさんはこのウイルスや花粉、PM2. 5など、それぞれの大きさをご存じでしょうか? そもそもウイルスと細菌の違いは何が違うの? じゃあ、新型コロナウイルスとPM2. 5はどちらが大きいのだろう? 新型コロナウイルスや花粉、PM2. 5、黄砂は人体のどこまで侵入しちゃうの? 新型コロナウイルスはマスクで防げるの? このような疑問にお答えします。 本記事でわかること ウイルスと細菌の違い 新型コロナウイルス、花粉、PM2. 5、黄砂など… それぞれの大きさ 新型コロナウイルス、花粉、PM2. 5、黄砂など… 人体のどこまで侵入するか 新型コロナウイルス、花粉、PM2. 5、黄砂など… 各マスクで防ぐことは可能か 新型コロナウイルスの大きさについて知りたい方、新型コロナウイルスを マスク で防ぐことは可能なのかを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。 ウイルスと細菌の違い まずウイルスと細菌の違いについて紐解いていきましょう。 ウイルスと細菌の大きさ ウイルスの大きさは約0. 1㎛ 細菌は1㎛~5㎛ ちなみに、1㎛=0. 001mm(1/1000mm)=0. 000001m(1/100万)です。 大きさをわかりやすく比較するのであれば ウイルス: パチンコ玉 細菌: バスケットボール~運動会の大玉ころがしの玉 単体での生命力 細菌は生命体であり、単体で生きることができ、繁殖や増殖をすることができます。 一方、 ウイルスは生命体ではありません。 なので、ウイルス単体では生きることや活動することができないのです。 ではなぜ、ウイルスは増殖するのでしょうか? それは、 ウイルスは体内の細胞などの生命体に侵入し、その細胞の中で増殖していく のです。 ウイルスは人間の体内のどこまで侵入するのか では、ウイルスやその他の物質は、人間の体内のどこまで侵入することができるのでしょうか。 口から肺の内部の細気管支や肺胞までを、3つに分けて考えます。 上気道内で留まるもの 上気道内には10㎛までの物質が侵入できます 人の髪の毛 約70㎛ 花粉 約30㎛ 下気道内で留まるもの 下気道内には1. 0㎛~10㎛以下の物質が侵入できます 黄砂 約5㎛ アスベスト 約3㎛ 結核菌 約2㎛ PM2.