24日に競泳女子400メートルリレー予選に出場した池江璃花子選手(21)の出身地である東京都江戸川区は同日夜、自宅でテレビを見ながら応援するオンラインイベント「自宅でライブビューイング in EDOGAWA」を開催した。 事前に申し込みのあった区内に在住・通勤通学する437世帯から180世帯が抽選で選ばれた。ウェブ会議システムを使って、応援する姿を互いに端末越しに見ながら一体感を高め、エールを送った。 小田孝広さん(56)と妻律子さん(50)、小学5年の長女色葉さん(10)も自宅で「池江選手がんばれ!」と書かれた厚紙を用意し「行け、行け」と手をたたきながら声を張り上げた。 レース後、タブレット端末からMC役の男性が「大きな拍手を」と呼びかけると、小田さん一家も手をたたいて健闘をたたえた。 色葉さんは「負けちゃったけど頑張っていると感じたし、かっこよかった。無観客だけど、観客がいるようにみんなで応援できたのは良かった」と話した。 イベントは25、26日も実施し、池江選手のほか区出身の関海哉選手(競泳)、西村碧莉選手(スケートボード)を応援する。 区は区有施設でのパブリックビューイング(PV)を検討していたが、新型コロナウイルス感染拡大のため見送り、6月にオンラインイベントの開催を決めた。【関谷俊介】 【関連記事】 スペシャル できるよ璃花子! 水の申し子の強い意志 瀬戸、金メダル候補が暗転 「ゲーム」で現実逃避 瀬戸「やっちゃった。もう一回泳ぎたい」 内村土下座発言 米倉「しなくていいです! 笑」 内村「体操はもういいかな」 一問一答 未来に残す 戦争の記憶
!」と、意気込みをしたためた直筆の色紙もある。西村選手が練習で使ったスケートボードや「全力で楽しみながら頑張ります」と企画展のために書いた色紙も紹介されている。 ◆ゆかりのスポーツ身近に 文京で企画展 金メダルやユニホームなど、五輪やパラリンピックゆかりの品が並ぶ企画展=文京区で 東京五輪・パラリンピックの競技種目にまつわる博物館や、競技団体の本部が数多くある文京区は、ゆかりのスポーツを身近に感じてもらおうと、企画展「東京二〇二〇〜区内で触れるオリンピック・パラリンピック展」を文京シビックセンター一階ギャラリーシビック(春日一)で開いている。二十三日まで。 区内にある講道館柔道資料館(春日一)、日本サッカーミュージアム(本郷三)、野球殿堂博物館(後楽一)が協力。一九六四年東京五輪の柔道軽量級で中谷雄英さんが獲得した柔道初の金メダルや、サッカー日本代表のシューズ、アテネ五輪の野球競技に出場した選手らのサインボールなどを展示し、競技の日程や見どころの紹介パネルが並ぶ。 区の担当者は「区内には貴重なスポーツ文化遺産が多くある。多くの方に知っていただきたい」と話した。