更年期は、すべての女性に等しく訪れます。そのため、汗をたくさんかいてしまっても、恥ずかしいと思うことはありません。更年期には、みんなこんな症状があるもの、と受け入れて、ある意味開き直ることが大切です。そして、漢方で身体の内側からバランスを整えることで、体質から改善していきましょう。 <教えてくれたのは … > 漢方医/精神科医 木村好珠 渋谷金王坂クリニック非常勤医、一般社団法人国際統合治療協会理事。 医学部在学中より東洋医学を学び、精神科と東洋医学科が充実している慶應大学病院での勤務を経て、西洋薬の即効性等と漢方薬の根本的な治療をバランスよく使い分ける事を信条とする。 渋谷の漢方内科で非常勤医として勤務する傍ら、テレビや雑誌、インターネットテレビ、Webメディアなどで、精神疾患、心理学、生活習慣病など様々なテーマを精神科医・漢方医の立場で解説も行う。 オンライン漢方サービス「あんしん漢方」監修者の1人。 ・木村好珠公式HP ・Twitter: ・instagram: 記事内に登場した「あんしん漢方」とは? 自分に合った漢方薬が知りたいけど、近くに漢方専門薬局がない…という方には、スマホだけで漢方の専門家にオンラインで相談できる、「あんしん漢方」もおすすめですよ。効果を体感!お手軽!うれしい価格!と三拍子揃っています。 ●あんしん漢方(オンラインAI漢方)
イライラ、突然の汗… あなたの更年期症状をチェック! 【監修】 医療法人 恒昭会 藍野病院 内科部長、栄養管理部長 吉田 麻美先生 こんな症状がある人は要注意!
きっかけ 1年前からのぼせた感じが取れず、汗も頭、顔から流れてくるのが気になる。命の母が効くのかな?と思って、命の母を9カ月間続けているけど、特に変化がないので、なにか他に良い手はないだろうか、とご相談にいらっしゃいました。 お困りの症状 のぼせ感から汗が流れ出ることで、お仕事が接客業であるため、人の目が気になることや、血圧も高く、血圧もなんとかなると嬉しい。 命の母の中身は決して悪くはありませんが、お客様に合ったものをしっかり選んでいきましょうとご提案させていただき、スタートになりました。 漢方服用後の変化 ご相談当日。 血圧は何となく高いという認識はあったものの、最近は計測していないようでしたので、店頭にある血圧計で計測していただいたところ、最高血圧が180台と高い状況でした。 漢方薬をお選びするほかに、お客様の普段の生活習慣についても伺い、お野菜が苦手でほとんど摂れていなかったので、お野菜をとる習慣をつけることも漢方薬の服用と共にお願いしました。 服用して1ヵ月:ハンカチが濡れてしまう程の汗をかいていたが、そこまでかいていない。ほてり感も減った。この日の血圧は140台。 服用して2ヵ月:お野菜を頑張ったり、お酒を節制している。ほてり感は減ったまま。 鼻炎が苦しい。この日の血圧は150台 服用して3ヵ月:調子は落ち着いているけど、血圧が160台に上昇。生活の乱れがあったかも?
とにかくカッとなり声を荒立ててしまう、イライラした後に落込む、急に顔が熱くなったり、汗が止まらない、どうしてこんなに頭が痛いの?など、30~40代の「プレ更年期」や、40~50代の「更年期」の女性には、自分ではどうにもならない不調が現れるもの。 実は、その不調には漢方がよく効くことをご存知でしたか? 私の不調にも漢方が効くのか知りたい!どうすれば根本解消できるの?
何かにつけてすぐイライラしちゃうし、最近ため息をつくことも増えた。疲れてる? それとも認めたくないけど更年期? まだ私の年齢なら大丈夫なはずだけど……。 そんな不安を抱えたカフェグローブ編集部員たち。 気になる多汗や気分のムラ、疲労感の理由を知りたくて、みんなで婦人科医に相談に行くことにしました 。 40歳前後で、どうしてこんなに体調が変わるの? はじめに知っておきたいのが「更年期」の定義。 個人差はありますが、一般的には女性の場合は 閉経前後のそれぞれ5年間をあわせた約10年間が「更年期」 (参考: 厚生労働省e-ヘルスネット 、 日本産科婦人科学会 )。 日本人女性の平均閉経年齢は約50歳なので、平均すると45~55歳。しかし、「もっと若い年齢でも更年期の人と同じような症状を訴える女性が増えています」と語るのは、 白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長・海老根真由美先生 。 卵巣はストレスのダメージを受けやすく、卵巣機能が低下することで女性ホルモンは規則正しく分泌されにくくなってしまいます。とくに気にしたいのが、 分泌量の低下が更年期症状に直結する「エストロゲン」 (女性ホルモンの一種)のこと。 「 20〜30代の患者さんのエストロゲン分泌量が、閉経後の女性と同レベルだった なんてことはしょっちゅうです。年齢的に『更年期』とくくれなくても不調の原因や症状はまったく同じ。30代後半から40代はじめでも、さまざまなストレスにさらされる現代女性は、 自分は"プレ更年期"と心得て、自分のからだに耳を傾けてほしい ですね」と海老根先生。 先生、この症状はプレ更年期ですか? 自分たちは"プレ更年期世代"であるとの言葉に覚悟が決まったのか、編集部員からは次々と質問が飛び交います。 後頭部の汗がとまりません。プレ更年期の症状ですか? 「可能性は高いです。エストロゲンの分泌量が下がることで血管の収縮拡張の調整がうまく行われなくなり、 ホットフラッシュや多汗、体温調節がしにくくなる、手足が冷たくなる といった症状があらわれます」 最近、頭痛が頻発します。これも更年期に関係はありますか?