関西弁の調査がきっかけで、「方言」に興味を持つように ── 「方言コスプレ」という言葉は、これまでに聞いたことがなかったのですが、ユニークでキャッチーな言葉ですね。 先生がおつくりになったそうですが、一体どういう意味なんでしょう。「コスプレ」って、いわゆる「仮装」という意味ですよね? 田中 そうです。通常のコスプレは、アニメやゲームのキャラクターなどの真似をして『なりきり』ますが、「方言コスプレ」というのは、方言を交えた言葉を使うことで別の自分になりきることです。そうすると、より相手に気持ちが伝わったり、場を和ませたりできるんです。そうした経験はありませんか? ──そういえば、私もちょっと場の雰囲気を変えたいときなど、下手な関西弁や東北弁を使ったりすることがあります。 田中 それがまさに「ことばの仮装」なんです。その場を楽しく、和らげようという意図を持って、「方言」をコミュニケーションツールとして使っているわけです。 2012年2月、田中ゼミ卒論発表会で全員集合〈写真提供:田中ゆかり氏〉 ──面白い研究テーマだと思うのですが、このようなご研究を始められたきっかけは何だったんでしょう。 田中 2000年に、研究者グループ間で「関西弁が日本全国の大都市でどのように受け入れられているのか」というプロジェクトを立ち上げ、全国7都市を対象に調査を実施したんです。私の担当エリアは首都圏だったのですが、大変興味深い結果が見えてきまして。それが、「方言コスプレ」について考えるきっかけになりました。 ──どんな面白いことが分かったのですか? 田中 昔から「上方VS江戸」という構図があり、東京人は関西弁を、関西人は東京弁を敬遠していました。当時も、首都圏に住む50~60歳代の人は関西弁を受け入れなかったのですが、何と40歳代を分水嶺に、30歳代、20歳代と若くなるにつれて、受け入れる人が増えていたんです。 ──なぜ40歳代が分かれ目に?
※近況※ 2019も個撮メインです。 個撮の撮影者様は基本固定しています。 大変恐縮ですが、カイブメッセージやTwitterでの撮影依頼は承っていません。(ポトレもしてません) イベントなどでお会いできたときには撮影、よろしくお願いします。 ●お気に入りに入れてくださる方、ありがとうございます。感謝! ●マイリスト、スター…本当にありがとうございます。一番嬉しいです。 ⚫️ボイスのいいねは不要です。なにか用事がありましたらコメントお願いします。 ※フレンド※ レイヤー登録の方募集しています。 ⚫️とくにお会いしたことがないユーザー登録者はお断りします。⚫️何度も同じ行為をされる方がいます。ブロックまたは通報対象となります。 宗教勧誘、マルチ商法関連もお断りしております。 ●大変恐縮ですがこちらが出会い厨と見なしたメッセージは返信できません。ブロック、通報します。●
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(しかしこの台詞何て言ってるのか、土佐に縁のない私には全然わからない)。 テレビドラマは、仮想の世界でありながら視聴者が言葉=方言を再認識する装置としても機能している。「テレビドラマは、リアルとヴァーチャルの往還装置」なのだと指摘する。そう、ヴァーチャル方言は実際の方言にも影響を与えうるのである。 本書は「ヴァーチャル方言」を題材に、言葉には単に表層上の情報を伝えるだけではない様々な役割があるという気付きを読者にもたらしてくれる。 著者はもっと方言の奥深さを知ってもらうために、本書のあとに読むべきオススメ本も紹介している。そのあたりにジュニア向けに書かれた本書の優しさと親切さと切なさと心強さがミックスされている。(私の脳内で某懐メロタイトルもミックスされている)。しかし大人が読んでも十分すぎる面白さだ。「ジュニア」新書だからと敬遠してしまってはもったいないのである。 不肖ブルマー小松も、わが故郷静岡県は藤枝方言のヴァーチャル用法で締めるとしよう。 この本ええかん面白かったで、今日からちゃーんと方言コスプレしよっかしんやぁ。(訳:この本はとても面白かったので、私も今日からもっと意識高い系方言コスプレイヤーになろうと思います。) 発売日:2011-09-30 作者:金水 敏 発売日:2003-01-28 作者: 出版社:三省堂 発売日:2013-08-21