「体外受精」とは、排卵前に女性の体内から取り出した卵子を外で受精させ、再び女性の子宮内に戻すという不妊治療の方法である。 一般的に、タイミング法や人工授精では妊娠できなかった際に行われる。 費用が高額だが、日本での実施率は比較的高く、およそ40人に1人が体外受精によって生まれているというデータがある。 では、海外ではどうなのだろうか?
年齢や金額、成功率…気になる体外受精のリアルをまとめました ●どういう状況なら体外受精を行うべき?-体外受精をおすすめされる例- 体外受精と聞くと、比較的年齢の高い方が選択しているようなイメージをもつ方もいるかもしれません。 しかし体外受精を選択するかどうかは年齢だけではなく、体内での受精が難しいかどうかによって決まります。具体的には、卵子・精子が少ないなどの問題がある場合、左右両側の卵管が詰まっているため排卵が難しい場合、そのほか子宮内膜症など子宮の病気、多のう胞性卵巣(PCO)などが挙げられます。 ●体外受精っていくらかかるの?-体外受精の費用・補助金- 1回の体外受精にかかる費用は、薬剤の種類や行う手術の種類によって異なりますが、およそ40万円~70万円とされており、高額であることから体外受精をあきらめてしまう方がいるのも現実です。 しかし、このような高額な医療費の一部を助成してくれる「特定不妊治療費助成制度」があるのをご存じでしょうか? 対象となるのは、以下の条件を満たしている人です。 (1)特定不妊治療(体外受精)以外の治療法によっては妊娠の見込みがない、または極めて少ないと医師に診断された、法律上の婚姻をしている夫婦 (2)治療期間の初日における妻の年齢が43歳未満である夫婦 (3)申請日の前年(1月から5月までの申請日については前々年)の夫婦の合算の所得額が、730万円以下である夫婦(※東京都は905万円以下)。 これらは各自治体で助成金の条件や金額、申請方法などが異なります。お住まいの市区町村を管轄する保健所や市区町村役場などへ問い合わせてみましょう。 ●どれくらいの確率で妊娠するの?-体外受精の成功率- ※写真はイメージです 体外受精を検討している方のなかには、一体どれくらいの確率で妊娠するの?
より妊娠しやすいカラダにするために 不妊治療とともに、日頃から妊娠しやすいカラダづくりを平行して行うことが必要だ。なぜなら、 妊娠するためには、 質の良い卵子と精子 が絶対的に必要 になる。卵子と精子の質を高めるためには、バランスの取れた食事や規則正しい生活を送ることが不可欠だ。 バランスのとれた食事 添加物だらけの食事、喫煙、アルコール、が当たり前になっている人は、これらの摂取を控える必要がある。 外食が多い場合、自炊の回数を週に1、2回増やしたりするだけでも効果はあるだろう。 適度な運動 エネルギーを放出して卵子と精子を活性化させてくれるミトコンドリアの数を増やすことも大切だ。このミトコンドリアも規則正しい生活によって作られる。特に筋肉の中にミトコンドリアは多く存在するので、適度な運動や筋力トレーニングを日課にすることも心掛けたい。
7%)よりも格段に良い成績を挙げているといいます。