消防設備士乙4は、火災報知設備に関する資格です。 取得することで、さまざまな火災報知設備の点検・整備に従事できますが、簡単に合格できる試験ではありません。 消防関係法令を始めとする多くの知識を身に付ける必要があるため、計画を立てて勉強しなければ、合格は難しくなるでしょう。 試験の情報や勉強方法、取得するメリットなどの情報を集め、試験勉強に対するモチベーションを維持させることが大切です。 そこで今回は、消防設備士乙4の概要について解説します。 仕事内容や試験の詳細についても一緒に確認してください。 良い教材にまだ出会えていない方へ SAT動画教材を無料で体験しませんか? 消防設備士乙4とは?
結論としては、需要がなくならない資格である点が最大のメリットです。 現在の社会では、一般住宅やビル、病院や映画館などの建物で火災報知設備が設置されています。 こういった建物がある限り、乙4を取得している消防設備士の需要は絶えることがありません。 AI時代が到来している現在において需要がなくならない点は、大きなメリットといえるでしょう。 消防設備士乙4試験の合格率と合格基準 では、消防設備士乙4試験では、どういった問題が出題されるのでしょうか? ここでは、消防設備士乙4試験の試験概要について解説します。 合格率や合格基準などの情報を参考になさってください。 試験内容と出題数 消防設備士乙4の試験内容と出題数については、次のとおりです。 消防設備士乙4の試験科目 出題数 筆記 消防関係法令 法令共通 10問 6問 法令種別 4問 基礎的知識 電気に関する部分 5問 構造・機能・整備 15問 9問 規格に関する部分 合計 30問 実技 鑑別等 上記が消防設備士乙4の試験内容と出題数です。 筆記試験はマークシート式、実技試験は記述式なので、それぞれの試験において対策をしておきましょう。 また、筆記試験が合格点に達していないと実技試験は採点されないため、まずは筆記試験の勉強からスタートしてください。 合格率 続いて、消防設備士乙4の合格率についてです。 過去7年間の実施データを参考にして、試験の合格率と傾向をみていきましょう。 実施年度 受験者数 合格者数 令和元年度 6, 036 2, 038 33. 8% 平成30年度 6, 783 2, 260 33. 3% 平成29年度 10, 405 3, 367 32. 4% 平成28年度 10, 072 3, 277 32. 5% 平成27年度 12, 068 3, 418 28. 3% 平成26年度 11, 156 3, 789 34. 0% 平成25年度 9, 682 3, 693 38.