)が自信を失ったのではないかと解釈されます。 最後に、このような過信や錯覚を前提にして得られた自信を回復できるかというと、元の状況まで回復させるのはなかなか難しく、あくまで失われる前の時点を基準にすると「失われた」状態はこのまま続いていくかと思われます。もっとも、厄介なのは現在の経済的な仕組みが間違った前提下で出来上がっているので、この修正や解体にはかなりの混乱も出ると思われます。 ここは、経済成長することが約束される前提という、元より無理のある前提が成立すると過信・錯覚してしまっていた状態だったので、実質的に失ったものはなく、このような幻想を早く忘れて、経済成長が過去のように続くことが難しい現状がある意味正常な状態として受け止めて対応するしかないと考えます。
デジタル用語辞典 「失われた10年」の解説 失われた10年 国あるいは地域の経済が、およそ10年にわたって 不況 やその他の原因により経済的停滞期を迎えること。日本における「失われた10年」とは、 バブル経済 が崩壊した1990年代初頭からの10年間を指すことが多い。この期間は バブル の 後遺症 ともいえる 景気後退 と長期不況が続いたため、 不良 債権 を抱えた大手銀行の経営破たんなど、日本の経済に大打撃を与え、大企業の 倒産 や、大手金融機関の 統廃合 などが相次いだ。また リストラ の 増加 、新規雇用の冷え込みなどにより、新しい生産活動自体が低調となったことも含まれる。 出典 デジタル用語辞典 デジタル用語辞典について 情報 日本大百科全書(ニッポニカ) 「失われた10年」の解説 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) 日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 ©VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
考える力とは 学ぶのが楽しいというのはけしてうさぎさんとゾウさんのイラストが描いてあるからではありません。 しまじろう、よそ見してたな、お前もだ。 学ぶ楽しさというのは自分の成長を感じられた時に感じるものです。学習が楽しいというのは成長できているということ。 できない仕事ができるようになった新人時代、ヘトヘトでも仕事の楽しさが少しずつ分かってきた経験はありませんか? たいていのことはできる今、仕事がクソ面白くなくて頭の中で愚痴がエコーしていませんか? 成長するってのは人にとって本質的な喜びなんだと思いますよ。 我々にできるのは安易に学ぶ楽しさを追うのではなく、成長させられるような環境を用意することくらいなのだと思います。 考える力を標榜する学習塾は知育系お得意のイラストや「大人が考える楽しそうな学習」を施します。 ですが、イラストや「楽しそうな学習」は本質的な学習能力の向上とあまり関係がありません。 そもそも、大学の研究室以上でなければ考える力は必要ありません。それ以前に必要となるのは 昔の頭のいい人たちが考えたことを正確にトレースする能力 です。 学習能力を向上させようと考えるのであればひたすらトレースする訓練をする方がいいんです。 その方が成長できるからです。 公文が優れているのは反復学習により理屈もへったくれもなく学習させちゃおう、と割り切っている点です。 それでも向き不向きはあるぞ とはいえ向き不向きはあります。 さて、原点に戻りましょう。 何のために学習塾に行かせるんでしたっけ? 「小学校の授業についていくため」でしたよね。 であれば足し算、引き算が身についていればよろしい。あるいはひらがな、カタカナ、そして簡単な漢字が読めて書ければよろしい。 公文はそれ以上を目指す塾です。ガチ勢向けの塾です。万人向けではありません。こんなに生徒がいっぱいいるのが信じられないのはそれが理由です。 学研教室は「小学校の授業についていくため」という切実な要望に照準を当てて教材を作ってくれており、授業をしてくれる塾です。 「小学校の授業についていくため」という目的に対してどちらが適合しているのかは明白ですよね。 そうです、学研教室です。 対して公文が続く子は「小学校の授業についていくため」ではなく、成長に喜びを感じて辛い宿題をせっせとこなせるような子です。 上を目指したい、成長したいという子は公文に向いてます。 学習がさほど好きでもないが、小学校で困らない程度の力が身についていればいいや、という子や親にとっては学研教室がおすすめです。 公文は人を選びますが、学研教室は公文ほど人を選びません。ですから迷ったら学研教室です。 ちなみに、しまじろう!お前のことを忘れたわけじゃないぜ・・・!いつかどこかでお前を取り上げて書こうと思うッ。 あわせて読みたい 書いている人の紹介 星一徹のプロフィールはこちらから
今年は、私の『日本の失われた十年』(日本経済新聞社)が出版されてから10年になる。この本を書いたのは、日本が「失われた十年」の大半をへた後だったから、当然、「失われた十年」を分析し、それを繰り返さないためにと思って書いたものだ。 しかし、「失われた十年」の後さらに十年たった今、悲しいことに、脱却したと思った「失われた10年」に戻っている。日本の実質GDPは2003年から2%で成長してきたが、エコノミストの予測平均では、08年度がマイナス3. 0%、09年度がマイナス4. 5%、2010年度がプラス1.